朝4時半に起き、空港へ向かった。

セキュリティチェックの時にパソコンを出して、ベルトや時計、ジャケットを脱いで金属探知機を通る。

チェックはスムーズに終わり、無事に飛行機に乗る。

朝早く起きたせいで、離陸と同時に寝てしまった。

ポルトガルまで2時間、到着前に違和感を感じた。

「パソコン入れたっけ？」

ポルトガルに着き、荷物を見てみると案の定、忘れて来ていた。

リスボンのホテルに入りバルセロナの空港に電話したら、なんと見つかった。

ミラクルだ。

ブラジルだったら、おそらく出てこないだろう。




明日は、ポルトガルリーグのクラシコ(スポルティングリスボン対ＦＣポルト)を見る予定だ。

夕方、街を歩いていると、サイレンを鳴らした白バイと警察車両に先導されたＦＣポルトの専用バスが通って行った。


リスボンもいい街だ。小さい丘が無数に有り、歩くには結構息が上がるが風情がある。

クリスティアーノロナウドやフィーゴ等のテクニシャンを輩出し、W杯や欧州選手権でも好成績を残している国だ。

ポルトガルの秘密を少しでも覗きたいと思う。

ただ、街の中にはボールを蹴っている子供すらいない。

見えるのは、アップダウンの道ばかりだ。歩くだけで足腰は強くなる。

しかし、ポルトガルのテクの部分を覗きたい。

明日も、試合迄の時間を散策する。



パソコンは見つかった、ポルトガルの秘密も見つかるはずだ。


ポルトガルの首都リスボン、６０万人と小さな都市だ。しかし、世界で活躍する選手は非常に多い。

街行く人も、決して大きい分けではなく、日本人と同じサイズだ。

日本人が戦えるヒミツが、ポルトガルにあるような気がしてならない。