ブラジル体操
１対１の奪い合い＋基礎練
ロングキックとヘディング
３対３
１対１
２対１
ダッシュ

以上が、選手権を次の日に控えた、ある高校の前日トレーニングだった。






昨日、アントキノにＵ－１２のトレーニングをさせようと、メニューを聞いてみた。


やりたい事をミックスさせた、グチャグチャな内容だった。


蹴ってくるチームの対応を取り入れたいという事で、ドリと蹴るとコントロールを一度に取り入れたメニューだった。


前にも、アントキノには教えた。


「ポイントを一つに絞ってやれ。和食と中華とフランス料理とイタリアンを一緒に食うな」と．．．ピーマンには伝わっていなかった


個達を勝たせたいと思う気持ちから出た発想でもあるが、熟考したものではない。
パッと思いついたトレーニングだと、俺は感じた。


とりあえず、２０分位はやらせてみたが．．．やはり、意味のないものに近かったので、止めて変更した。



個達を呼び、次の試合に勝って貰いたいからアントキノは「こういうトレーニングを作ってきた。お前達の為に」と云う事を話し、それから俺の考えを伝えた。


今はまだ、このトレーニングのタイミングじゃない。もっと持つ力を磨く必要がある。


次の試合も同じように、出し切る事・挑戦する事が大事だ。その為に、技を磨きなさいと。


やってきた事を捨ててまで勝負に拘る必要はない。やってきた事を大事にして、勝負にこだわる必要がある。


通過点だ。